TikTokで試した戦略集
ホワイトナイト戦略
炎上マーケティングをしてる人がターゲットにした特定の層を守る(ホワイトナイト)形で動画を上げてターゲット層の支持を得る。
注意点:
・攻撃者の投稿内容が社会一般的に問題点がある内容であること
・攻撃者の投稿内容に事実と違う点があること
・反論動画は攻撃者や他の何かを必要以上に攻撃しないこと
・反論動画は守るべき相手が不利にならない内容にすること
・動画内でディベート大会になることを予想し、反論内容と引き際は計画しておくこと
これは成功した。鼻くそついてたらしいけど。
この動画2つが、このアカウントでの初めての動画投稿だった。
ほぼ同時に上げて、寝て起きたら合計200万回再生数を超えていたのでちょっとビビった。
アカウント名も「健康第一 সবাস্থ্য প্রথম health」とかいう意味不明な名前だったため「あなたは日本人じゃないから日本語が理解できないんですね!不自由なんですね!」とかいうコメントも来たりした。それはそれで面白かった。
コメ欄が荒れに荒れたので、この2つの動画を合算するとコメント数は3000件。
保育士を攻撃するコメントも多く、「なぜディスるのか?」意味不明だった。中には「保育士は大学受験を諦めた馬鹿な奴が保育学校に行った末路!勉強しなかったんだから低収入は当たり前!」とかいうやつも居て、保育の世界を志している人たちと働いていた自分にとっては、偏見と言うか・・・悲しくなった。
まぁ反対意見とかも沢山しれたし、興味深かった。
この動画で分かったことは
・有名でバズってる炎上マーケティングしてる人は、逆に利用することができる
・ホワイトナイト(こちらが社会的に正しい(というか優勢になりえる)意見)なのであれば、議論する対象を広げれば広げるほど、自浄作用が働きこちらが有利になる。
・どんなにバズっても次の動画をみんなが見てくれるわけではない(詳細説明動画は全然再生されなかった)
・やはりTikTokで大事なのは視聴維持率/視聴完了率なので、尺の短い動画でコメントが沢山ついた時の拡散のされ方は半端ない
・因みにフォロワーは900人くらいになった
アンチはファン以上にファンである
今回、アンチが沢山ついた。おれの全ての動画に反対コメントを残してくれる熱心なアンチもいた。
それで分かったのだが、アンチは誰よりもファンだ。
最初の動画2つがバズったあと、支持してくれている人は、おれの「解説動画」をそんなに見てくれてなかったように感じる。再生数もLIKEもつかなかった。
でも、アンチは全てしっかり見てくれて、しっかり反論してくる。すごいな~と思った。
なのでアンチが多いアカウントがバズる理由がよく分かった。アンチは誰よりもファンのような行動をする。
ただ、ガチのアンチは増やさないようにした方が良いと感じた。
「保育士さん給与」のジャンルとしての優位性
社会問題・政治・職業別の給与。に関わる内容は議論を呼ぶし、意見が複数あるし、コメント欄が荒れがち。
保育士さんの給与の議論とは、そのすべてに関連する内容。そのため、たくさんのコメントが付いたと思う。
社会問題・政治・職業別の給与 の参入障壁
しかも学生層が簡単に参入できるジャンルじゃないので、おっさんがやるには適したジャンルであったと思う。
その反面、通報数やヘイトが増えやすいので、そこのコントロールは上手くやらないといけないと思った。
「ちょいブルーオーシャン」戦略
【定義】
・めちゃ再生数やフォロワーを獲得できるジャンルであること
・なのに”競合が少ない”事。(理想は競合3名くらい)
・競合が0ではない事
(完全ブルーオーシャンだと以下の問題があるため手を出さない事にしてる。
・TTP出来ない・ベンチマーク出来ない・需要があるか市場があるか?が分からない)
・TTPする場合、動画に再現性がある
(投稿者に依存しない事。例えば投稿者が容姿端麗だからバズってるジャンルは無理)
・少ない競合に勝っていけるかどうか
(自分がその分野に明るい、既存の動画より質の高い動画を出せる、量で圧倒できる等)
今回、リサーチ後、EXCELがそれだと思い、採用した。
https://www.tiktok.com/@japanitjobs
https://www.tiktok.com/@kenichitakai
リサーチ通り、簡単な動画で再生数とフォロワーを増やすことができた。
特にフォロワーの伸び率はすごい。今まで「英語学習」「保育士さん」で動画投稿してきたが、Excelのフォロワー獲得数は尋常じゃない。みんなコメントもつけず、黙ってLIKEとフォローをしてくれる。
特にJapanITJobsは1週間で1万フォロワー達成した。動画も5個くらいしか投稿してない状態で。
保育士さん動画は2つで200万再生以上されコメントも3000コメントも付いたのに、フォロワー数は900だった。
でもExcelは1万。桁が違うな~と思った。
やってみて分かったのは、Excelは学生も勉強してる。という事。
コメント欄から。少なくとも商業科のある高校生と、就職を控えた大学生はExcelを勉強していた。
そして、社会人も使っているし、海外でも表計算ソフトはみんなExcelである事を考えると、
老若男女、国籍問わずバズる可能性のあるジャンルである。
そもそも、インドネシア語と英語でExcelアカウントがバズってるのを見たのがきっかけだった。
市場調査の大切さが身に染みて分かった。