WLC / Wireless LAN Controller (Cisco)
WLCとは
- APを統合管理するCiscoのアプライアンス
- WLCのバージョンやAPの機種によっては、繋がれない組み合わせがある
- WLCはAPが繋がる最大数の制限がある(使ったことあるのはAP最大1500台迄)
- APの通信が集まる場所なので、繋がるWLC毎にAP群を分けるのが良い
- 因みに、あるIPセグメントにMulticastが溢れ、そこに繋がってるAPがMulticastをWLCへ流し
そのWLCに繋がってる他のAPの動きが悪くなるという故障を経験したことがある。
- 因みに、あるIPセグメントにMulticastが溢れ、そこに繋がってるAPがMulticastをWLCへ流し
- WLCのOSのバージョンが変わると、WLCの管理画面を開くときに「見れてたブラウザで見れなくなる」という経験をしたことがある
- chromeで動いていたのに、Chromeで駄目になった。FirefoxだとOKだった。
WLCの使い方
cisco 5508 wireless controllerの場合
目次
- 管理画面
- APの設定情報の見方
- APが繋がらないなどの問題が発生してるとき
管理画面
最初の画面 MONITOR の Summaryが表示される。ここでHealthステータスのようなものが分かる。
APの設定情報の見方
①Wirelessタブをクリック
そうすると[AP Name]が全てハイパーリンクになっているので、そこをクリック
選択すると個別のAPの設定状況が分かる
設定時に確認したほうが良い項目 ざっくり
・AP名
・location名
・APモード
- local / Flexconnect / etc
・AP group
- 出したいSSIDを出すAP groupになっているか
・電波
- 2.4GHz / 5GHz
設定時に確認したほうが良い項目 ちょっと詳細
[General]
– AP Name
– Location (roamingで使われる, 同じLocation名に優先的にRoamingされる?)
– AP mode(local / FlexConnect / monitor / Sniffer / SE-Connect / Sensor )
(local と FlexConnetしか使ったことない)
[Interfaces]
電波出力
– 802.11a/b/g/n (2.4GHz) – enable or Disable
– 802.11a/n/ac (5GHz) – enable or Disable
[High Availability] (主にWLC の2台以上構成の場合に使う)
Primary Controller (最初に繋がるWLC)
Secondary Controller (次に繋がるWLC)
以下はPrimary Controllerを「APにコンソール接続」で設定する場合のコマンド
Enable モードで以下を入力
capwap ap primary-base [WLC hostname] [WLC IP address]
[Advanced]
AP Group Name
APが出している電波(5GHz / 2.4GHz)の確認
APの電波レベルとチャンネルの確認
①Wirelessタブ 選択
②左側の項目 Radiosを展開
2-1 確認したい周波数を選択
2-2 その後、確認したいAPを選択
③そうすると、そのAPの以下の項目が確認できる
チャネルは Channel
電波レベルは Power Level
Power Levelは1が強く、数が増えると弱くなる
各APのチャネルと電波レベルは干渉の原因になるので、Autoにしておくのが(複数の現場で)推奨されていた。
なので、ここの設定は手動でいじくってはいけないよ!(多分)
ただ、限定した環境で手動でいじくって運用してるところもある。Autoだと、どうしてもビジネス側で電波が悪くて業務影響が出るみたいなので。しかし管理は結構大変になる。
AP Groupの確認方法
WLCに登録されているAP Groupの一覧
- 上のメニューで「WLANs」を選択し、左のメニューで「Advanced ⇒ AP Groups」を選択する
各APに登録されているAPグループを確認する
詳細の中の「Advanced」タブを選択し、「AP Group Name」を確認する